CISCO入門

OSPF

OSPFパケットの種類

1Helloネイバー関係を確立及び維持する(Mキャスト224.0.0.5を定期的に配信)
2DBD(DataBase Description)リンクステートDBの同期チェックを行う
3LSR(Link-State Request)リンクステート情報(LSA)を要求
4LSU(Link-State Update)リンクステート情報(LSA)を送信
5LSAck(LS Acknowledgment)Helloを除くパケットの応答確認

OSPFの優先順位

OSPFプロセスを起動したルータには名前代わりのルータIDという識別子が割当てられる。 ルータIDは32ビットの値でIPアドレスと同じように4オクテットに分割して10進記載する。 ルータIDは重複してはいけない。 一度決定したルータIDが変更されるとネイバー確立のからやり直す必要があり、LSAの交換をして LSDBを再構成しなければならない。

1.ルータID

明示的にルータIDが指定されている場合にはIDを参照する

R1(config-router)#router-id 1.1.1.250 R1#clear ip ospf process Reset ALL OSPF processes? [no]: yes

2.ループバックIFの最大IP

ループバックIFは論理的なIFで、基本的にDownする事が無く 不安定な障害によってIDが変更される事が無い/32指定も可能。 但し最低1つのIFがUPしている必要がある。

SW2(config)#interface loopback 0 SW2(config-if)#ip address 1.1.1.0 255.255.255.255

3.アクティブなIFの中で最大のIPアドレス

ループバックIF以外のアクティブなIF中最大のIPがルータIDとして選出される。 選択されるIFはOSPFが有効であるかは関係ない。 1.2.はDef存在しないので、このプロセスでルータIDが決定される

DR(Designated Router)/BDR(Backup DR)

OSPFではイーサネット環境下でDRとBDRを選出し、効率の良いLSDB同期を行う。

DR(Designated Router)LSA交換を取りまとめる代表ルータ
BDR(Backup designated Router)DRのバックアップルータ
DROTHERDR/BDR以外のルータ

DR/BDR選出後は各ルータはDR/BDRとだけ隣接関係を確立し、 DROTHER同士は単なるネイバー関係にありLSAは交換しない

DR/BDRの選出方法


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