BSCI編戻る
オンラインユーザー数: 8
閲覧数表示 本日/トータル: 2 / 2364
EIGRPの用語又は概念 | 説明 |
Neighbor | 相互に接続されており、アップデートを交換出来るルータ |
Neighbor Table | 直接接続されているEIGRPルータのリスト。EIGRPルータはサポートされているネットワーク層のプロトコル毎に保持する。 |
Hello | EIGRP Neighborを確立・管理する為に使われているマルチキャストデータパケット。 |
クエリー | 失われたNWの情報について隣接ルータに問い合わせる為に使われるPacket。 |
応答 | クエリーパケットに対する応答。 |
Ack | 確認応答。ACKはデータ部分を空にしたHello Packetで構成される。 |
Hold Time | ルータがHello Packetを待機する時間。この時間が過ぎるとルータはNeighbor関係を終了する。 |
トポロジーテーブル | 宛先までの全ての学習済み経路が格納されたデータベース。設定されているルーテッドプロトコル毎に保持される。224.0.0.10宛で送信される。 |
ルーティングテーブル | 宛先までの最適経路を基に生成され、トポロジーテーブルから挿入されるデータベース。ルーテッドプロトコル毎に保持される。 |
SRTT(Smooth Round Trip Timeout) | Packetを送信してからACKが返ってくるまでの平均時間(ms) |
RTO(Retransmission Timeout) | Packetを再送信するまでにEIGRPルータが待機する時間。 |
アドバタイズドディスタンス | Neighborから受け取ったメトリック(Neighborから宛先NWまでのメトリック) |
フィジブルディスタンス | 宛先NWまでのメトリック |
フィジブルサクセサ | 最小メトリックの経路ではなく、2番目に良い経路。 |
サクセサ | Packetを送信するNeighbor router。サクセサはトポロジーテーブルからルーティングテーブルに挿入される最適経路。 |
アクティブ | 現在経路をルーティングテーブルに挿入して利用する事が出来ない状態。クエリーに対する応答が返ってこない時にこの状態になる。 |
パッシブ | ルーティングテーブルに挿入し、利用することが出来るNWを意味する。 |
SIA(Stuck In Active) | EGIRPクエリへの応答時間がかかり過ぎて破棄および削除される状態。 |
EIGRPルータが使用するパケットには次の5種類があります。これらのパケットには、受信すると必ず確認応答を必要とする「高信頼性パケット」と、確認応答を必要としない「無信頼性パケット」があります。
RouterA RouterB ┏━━━┓ ┏━━━┓ ┃ ┃ ───── Hello ────→ ┃ ┃ ルータAがHelloパケットを送信 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ←──── UpDate ───── ┃ ┃ ルータBが全てのルーティング情報をルータAに送信 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ────── ACT ────→ ┃ ┃ ルータAがルータBの更新に対する確認応答を行う ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ───── Update ────→ ┃ ┃ ルータAが全てのルーティング情報をルータBに送信 ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ←───── ACK────── ┃ ┃ ルータBがルータAの更新に対する確認応答を行う ┃ ┃ ┃ ┃ ┗━━━┛ ┗━━━┛
K1(帯域幅)=K3(遅延)=1
および
K2(負荷)=K4(信頼性)=K5(MTU)=0
メトリックの計算でK5=0の場合には次の式に各K値が代入されます。
メトリック=(K1x帯域幅)+[(K2x帯域幅)/(256-負荷)]+K3x遅延
デフォルトの場合は
メトリック=(帯域幅+遅延)x256
帯域幅=10の七乗/bandwidth(単位はkbps)
また、K5が0で無い場合は
メトリック=(K5が0の場合のメトリック)x[K5/(信頼性+K4)]
Router(config-if)#ip hold-time eigrp [autonomous-system-number seconds] #ホールドタイマの設定をする Router#show ip eigrp neighbors #EIGRPの確認コマンドNeighbor関係で発生するステータス変化を見れる Router#show ip eigrp topology #EIGRPは複数のトポロジーテーブルを保持する。 Router#show ip eigrp topology all-links #全てのIPエントリを参照する。 Router#no auto-summary #自動集約の停止 Router(config-if)#ip bandwidth-percent eigrp [as-number] [percent] #帯域幅をパーセンテージで指定 Router(config-router)#time active-time [time-limit|disabled] #SIA状態に入りActive状態を維持する閾値 Router#show ip route eigrp #EIGRPのルーティングテーブルを表示
Router(config)#router eigrp 10 Router(config-router)#no auto-summary Router(config-router)#network 10.10.0.0 Router(config-router)#exit Router(config)#interface e0/0 Router(config-if)#ip summary address eigrp 10 10.10.0.0 0.255.255.0.0 Router(config-if)#exit※通常のEIGRP経路のAD値は90で外部EIGRPAD値は170と遥かに高くなります。
Router(config)#interface Serial 0 Router(config-if)#ip address 10.1.1.1 255.255.255.0 Router(config-if)#bandwidth 128 <省略> Router(config)#router eigrp 100 Router(config-router)#network 10.0.0.0 Router(config-router)#network 172.168.0.0
variance multiplierルータコンフィググレーションコマンドを使用すると異なるメトリックの間でも可能になります。
multiplierキーワードは1~128の整数でDefaultは1である。サクセサ経路と比較して1ルータ経由のフィジブルディスタンス値を比較する条件と経路までの全体の値を比較して処理されます。
かりに Variance 2とした場合は上記二つの条件の2倍以内の範囲であれば負荷分散を行い、それ以上であれば行わない。
Router(config)#interface Serial 1 Router(config-if)#encap frame-relay Router(config-if)#bandwidth 768
Router(config)#interface Serial 0.1 multipoint Router(config-if)#bandwidth 512 Router(config)#interface Serial 0.2 point-to-point Router(config-if)#bandwidth 56
Router(config)#router eigrp 20 Router(config-router)#network 172.16.0.0 Router(config-router)#passive-interface e0/0 Router(config-router)#exit