昨日検証したVLCによるマルチキャスト配信のおさらいメモ。
VLCで検索したトップページからダウンロード。
今回は両方ともWindowsだったが、Linuxでも操作は同じ。
但しVersionによってメニュー構成が結構変わっているので注意。
試験ソフト:VLC Version 1.1.4
試験構成: [PC]--untag--[L2SW]--untag--[PC]
【操作方法】
①サーバ(配信)側
VLCを起動 -> メディア -> ストリーミング ->
ファイル追加 -> (ファイルを選択した状態で)ストーム再生 -> 次へ
タイトルが正しいことを確認して次へ ->
udp選択 -> 追加ボタン->
239.255.1.1:1234(仮) -> Viedo H.264 + AAC (TS)
次へ -> TTL 9(仮)
②クライアント(受信)側
VLCを起動 -> メディア -> ネットワークストリームを開く->
udp://@239.255.1.1:1234(仮)->再生
※Vista/7では警告がでるのでO.Kを押す。
以上、これでクライアント側再生されればO.K。
サーバ側のマシンスペックやネットワーク構成により若干遅れて再生するので注意。
【備考】
仮1)マルチキャストIP範囲について
名称 | アドレス範囲 | 説明 |
予約済みリンクローカルアドレス | 224.0.0.0 ~ 224.0.0.255 | このアドレスはIANA ではLAN 上でネットワークプロトコルが 使用するアドレスとして予約しています。 この範囲のアドレスを持つパケットは通常、 TTL値が1に設定されて送信されるため、 ルータによって転送されることはありません。 |
グローバルスコープアドレス | 224.0.1.0 ~ 238.255.255.255 | 企業はこのアドレスを使用して組織間やインターネット経由でデータをマルチキャストします。 アプリはこのアドレスの一部をIANA を介して予約して使用します。 |
送信元固有マルチキャストアドレス | 232.0.0.0 ~ 232.255.255.255 | PIM ( Protocl Independent Multicast ) プロトコルの拡張機能である SSM (Source-Specific Multicast) 用に予約されています。 |
GLOPアドレス | 233.0.0.0 ~ 233.255.255.255 | RFC2770では、予約済みの AS 番号を持っている組織が 静的に定義するアドレス用に、 このアドレス範囲を予約することを提案しています。 |
限定スコープアドレス | 239.0.0.0 ~ 239.255.255.255 | RFC2365では、これらのアドレスをローカルで 組織限定で使用するように規定しています。 企業では、このアドレスをローカルマルチキャストアプリケーションに利用します。 |
仮2)TTLについて(IT用語辞典より抜粋)
パケットの有効期間を表す値。
最大255までの整数値で表され、ルータなどを1回経由されるたびに値が1減少する。
TTLが0になったパケットはその時点で廃棄され、
廃棄通知がパケットの送信元に届くようになっている。
今回はL2SWを挟んでいたので1じゃNGなので仮に9とした。
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